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アドセンスが突然非表示になった

AdSenceが突然非表示に

8月8日の朝 アドセンスの管理画面を確認すると、 推定収益額 が「0」でページビューもゼロに近い状態で、集計が遅延しているものと思っていたが、その後も収益額・PVともに増える気配がなく、サイトを確認すると自動広告も広告ユニットも表示されていなかった。

2023年3月のアルゴリズム更新でトラフィックが30%減少し、それからも減少傾向に歯止めがかからず、7月初旬には減少前の50%まで落ち込んだが、ようやく回復に転じてトラフィックが戻ってきた矢先の出来事で、当初はまたもやグーグルにしてやられたのかと、グーグルへの不信感でいっぱいだった。

運営しているサイトは 3つあり、オープンから半年も経っていない当サイトの広告のみ表示されていたが、まだ 1日の PVが 20に満たないので、収益がゼロになっている状態だと判明。
3サイトとも WordPressで、テーマは Cocoon を利用しており、3サイトとも広告の表示には Ad Inserter を使用している。

非表示になる原因

広告が非表示になる一般的な原因は、新規登録の場合と既存広告が非表示になる場合で二分され、新規の場合はコードの貼り間違いや、アドブロックを有効にしている、ブラウザのキャッシュが残っているなどの設定ミスや操作ミスがほとんどだが、既存広告は設定ミス以外の原因なので特定が難しい。

既存広告が非表示になる一般的な原因

  • グーグルのポリシーに違反している
  • 異常なトラフィックが検出されている
  • 不正な広告クリックが検出されている
  • WordPressの場合はプラグインが干渉している
  • トラフィックがゼロに近い状態が一定期間継続している

ポリシー違反については Googleからメールで通達があり、アドセンスの管理画面にある ポリシーセンター で詳細を確認できるが、異常なトラフィック不正クリック はユーザーに管理責任があり、特に 不正クリック を放置すると広告停止ではなく、アカウントが停止されるため事前対策は必至。

ポリシー違反もなく、異常なトラフィックも不正クリックもなく、前日まで問題なく広告が表示されていた場合は、プラグインの干渉が原因である可能性が極めて高い。

ネットの情報では広告を表示するプラグインの干渉が原因として挙がっているが、直接広告に関係のないプラグインが原因で広告が表示されない場合もあり、今回は導入していた Quantcast Choice の CMPが更新されていなかったことが原因だった。

インストールしているプラグインを一つずつオフにして確認するのは効率が悪いため、半年以上更新されていないプラグインからのテストを推奨。

クリック詐欺防止(アドセンス狩り)対策

アドセンス狩りなどの不正クリックを見過ごしてアカウント停止になった事例は多く、停止されてからでは手の打ちようがないため、アドセンスの収益を保護するために Ad Inserter ProAd Invalid Click Protector を導入して不正クリックを防止する。

  • Ad Invalid Click Protector
    自動広告に対応していないなど機能的には不十分だが、無料で導入できるメリットがある。
  • Ad Inserter Pro
    有料のプラグインだが、不正クリック防止のほか広告全般の管理ができる秀逸なプラグイン。

Ad Inserter Pro はクリック数の制限・クリック回数のリセット時間・不正と判断された訪問者を禁止する期間などが設定できる。